José Tijerín について

こんにちは、私は José Tijerín 、デジタルイラストレーター、3D スカルプター、そしてビデオゲーム開発者です。私のビジュアルノベルゲーム「Dear Althea」は Steam で販売されています。そして現在は「From the Streets to the Script: A Carabanchel Story」というゲームの制作に取り組んでいます。Steam でお気に入りリストに登録してもらえると嬉しいです。

この記事の情報は、AI を Cartoon Animator(CTA)と共用するためのチュートリアルビデオから引用されています。そちらをご覧になれば私の創作過程を包括的に理解することができます。またこの記事で説明しているアニメーションの最終形態の作例もそのチュートリアルビデオで見ることができます。

AI(人工知能)の活用

私のようなアーティストにとって、AI はクリエイティブな側面により集中することを可能にしてくれる画期的なテクノロジーです。とは言うものの AI を最大限に活用するためには、想像力を膨らませ、最先端 AI を操作するために必要な技術力を磨くことも必須です。更には AI を利用してアートワークを制作することの倫理的、法的な意味合いにも意識を向けなければなりません。とりわけ創作過程でこのツールを使用する際の透明性には注意が必要です。

AI 生成画像を作成する際のコツ

AI に思い通りの画像を生成させるのはなかなか難しいです。これを実現するスマートな手段は、常に良いプロンプトを AI に対して与えてやることです。しかしそのプロンプトとはいったい何なのでしょうか? 簡単にいえば、それは私たちが生成したいイメージを説明する言葉のセットであり、通常チャットボックスのインターフェースを介して AI に伝えられます。AI はトレーニングモデルを使用した無数のセッションによってあらかじめ獲得しておいたデータを抽出し、与えられた情報を解析してそれに適応するレスポンスを導き出すのです。

プロンプトを書くときは、私は AI がパブリックドメインの画像だけから結果を導き出すようサジェストしています。将来的にはすべての AI はパブリシティが保証されている画像のみに基づいて制作を行う可能性が高いですが、現在のところは私たち自身が手動でそのように導いてやる必要があります。そのための一つの方法として、既に自作をパブリックドメインに設定している原作者の名前を含めるというやり方があります。一例をあげれば John William Waterhouse の素晴らしい作品群など、高品質のデジタル化画像は AI のデータベースとして非常に適しています。しかし、より良い結果を得るためにはより多くのコントロールを加えていくメソッドも必要です。

AI ジェネレータによるアニメーションドローイングの作成と最適化

これから述べるテクニックは、ほとんどすべての画像生成 AI で使うことができます。それは機械学習モデルを使って、画像から別の画像を生成させる手法です。具体的には AI に私たちが要求するイラストのコンセプトが描かれたスケッチを与えることによって、そのコンセプトに基づいた別の画像を生成させます。このようにして AI を 2D キャラクターの制作に活用することができるのです。

私は個人的には、Artbreeder AI にキャラクターのスケッチをいくつか入れて、さらに幾つかのキャラクターコンセプトを素早く導き出させるやり方が気に入っています。そこから得られたアイデアを元にして、自分自身のアイデアを一層練り上げていくわけです。これは間違いなく楽しい工程ですよ。是非みなさんもお試しください。

どのような方法であれ、大切なのは道具に使われるのではなく道具を使いこなすこと、自分の目的を見失わないことです。今回のケースでは CTA で苦労なくアニメーションさせるのに適した結果を求めているわけで、そのためには例えば私のサンプル画像には含まれていない脚をあてがうなど、キャラクターのレタッチも必要になってきます。このような問題の解決には https://huggingface.co/ の AI コミュニティに参加してみるのも有効です。このサイトではブラウザ上で無料で使える様々な素晴らしい AI について調べることができます。

今私が注目しているのは Stable Diffusion Infinity で、画像に対して非常に正確にズームインできることをアピールしています。これは Stable Diffusion テクノロジーの広範なツールファミリーに所属しています。この AI は完全無料で、なおかつ他の AI と違ってオープンソースで展開されています。これは私のお気に入りで、その精度の高さにハマって多用しています。ただしこの AI に良い仕事をさせるには大量のプロンプトが必要です。プロンプトが多ければ多いほど、最終的な結果はよい良いものになり、出力される画像は頭の中に思い描いたものに近づけます。最後に、Image-to-Image 機能を使用する場合は入力画像の解像度が生成される画像の品質に影響することも忘れないでください。高品質な結果を得るためには、十分な解像度とディテールを持つ画像を与えてやらなければなりません。

Cartoon Animator に合わせたイラストレーションを用意する

AI を利用してスケッチしたお望みのイラストが完成したら、レタッチに取り掛かりましょう。直感的に真っ先に直したくなるのは手の部分かもしれませんが、私はこの機会にイラストがより自分らしいものになるよう調整していくことをお勧めします。つまり 2D キャラクターやその装飾品を自分のテイストに合わせて修正し、自分の頭の中にあるキャラクターのスタイルに近づけていくのです。このプロセスは、複数のキャラクターが登場するプロジェクトにおいてそれぞれのキャラクターを引き立たせるためには取り分け重要です。個人的には、顔の内側は全部消去して個別に作るのが一番いいと思います。こうすることで、すべてのキャラクターの顔が一貫したスタイルを持つことになり、CTA で簡単にアニメーションを行うことができます。

2D キャラクター用のフリーベクターテンプレート

2D キャラクターの作成が終わったら、いよいよ CTA のサイトから無料テンプレートをダウンロードして、キャラクターをアニメーションさせます。テンプレートを開くと、体の関節がレイヤーで分けられフォルダにグルーピングされていることがわかります。私たちのキャラクターもこれと同様にパーツごとに分けていく必要があります。その際には、レイヤーが上になったり下になったりしている点を考慮しなければなりません。アニメーション中にキャラクターが取るポーズをイメージすることで、最終的なアニメーションでのキャラクターのルックスが元のデザインからかけ離れたものにならないようにすることができます。

CTA はベクターグラフィックを取り込んで、グラフィックアニメーションの解像度をシャープに、品質を高く保ったまま、無制限にリサイズすることができます。イラストを自動的にベクター化するプログラムを使用すれば、この利点を簡単に活用することができます。

最もシンプルな方法で 2D キャラクターをアニメーションさせる

これほど短時間で、これほど高いクオリティの 2D アニメーションキャラクターを、これほど簡単に作れるのは、かつてなかったことです。CTA のおかげで、2D アニメーションの詳細な知識がなくても、非常にシンプルな方法でイラストに命を吹き込むことが可能になりました。エクスポートしたキャラクターを CTA に導入すれば、あらかじめリギングされているので時間を大幅に短縮することができます。あとは AI を使って背景を作成し、このプログラムの直感的なツールを活用してキャラクターと簡単に一体化させることができます。

CTA が提供する豊富なモーションライブラリを使えば、キャラクターに命を吹き込むのもほんの数クリックです。私の一番のお気に入りは 3D モーションエフェクトです。これを使えば 2D 平面上のアニメーションを正確にコントロールすることができます。

Tijerín Art (José Tijerín)について:

Tijerín Art | Art Station 

より詳しく:

カートゥーンメーカー用2Dアニメーションソフト | Cartoon Animator 5

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原文はJosé Tijerínが執筆し、Creative Bloqで紹介されています。