iClone 8 では、モーションディレクターのゲームプレイのよるコントロールや、アニメーションレイヤー編集、双方向ブレンディング、インタラクティブモーションのためのリーチターゲットオフセット、エンドエフェクタエディット等々の強力な編集機能を使用して、キャラクターアニメーションのコアバリューをより一層強化するように努めました。iClone 8 の最新の革新的なアップデートによって、アニメーションは生産的な方法で楽しく簡単に作成できるようになります。
主要なアニメーションおよびゲームエンジンにスムーズなパイプラインを提供することに加えて、iClone はリアルタイムレンダリングも強化しました。 iClone 8 では、NVIDIA Omniverse – RTX GPU ベースのパストレースレンダリングエンジン。USD(Universal Scene Description)データアーキテクチャ をサポートし、デザインプロジェクトのコラボレーションに貢献する – への接続も可能です。これにより、iClone8 からコマーシャルクオリティを持ったビジュアルを直接生成することができるようになります。
3D キャラクター作成とアニメーション制作のウェブページでは、プレセールオーダーや機能比較、FAQ などの情報を確認することができます。
以下は、進行中のプレビューのパート 1 で明らかにされた新機能です:
- モーションディレクター:操作をそのままアニメート
- モーションベースのイノベーション
- 強化されたリアルタイムビジュアル
- パフォーマンス & プロダクティビティ
- NVIDIA Omniverse を使用したリアルタイム / パストレースレンダリング
新機能のハイライトツアーをご覧ください…
さらに詳しく知りたい方は、こちらのドキュメントを参照してください。

詳細情報 – iClone 8 と iClone 7 の機能比較

モーションディレクター:操作をそのままアニメート
新しいモーションディレクターシステムが登場。ゲーム操作でキャラクターの動きをコントロールし、モーショントリガーを設定し、シーンにカメラをダイレクトにリアルタイムに反映させます。
モーションベースのイノベーション
iClone 8 はモーションの作成と編集に大きな改革をもたらします。制作プロセスをシンプルかつ直感的に保ったまま、強力な編集能力を提供します。あなたが 3D に馴染み薄い新人であっても、Maya や MotionBuilder のようなプロフェッショナルツールに熟練したベテランであっても、変わらずワールドベストな iClone 8 のパワフルなモーション機能を体感できるでしょう。
自動モーションアラインメント:ひとつのモーションから別のモーションへスムーズに移行できます。
モーションディレクションコントロール:モーションクリップの遷移中に、トランスフォームギズモを使用してキャラクターの方向と位置を直接調整することができます。
スムーズなクリップ遷移のための双方向ブレンディング:全く異なるモーションクリップを、より自然なトランジションシーケンスでシームレスにブレンディングできます。
モーションブレンディング:前述の 3 つの機能の実際の使用例を紹介します。このビデオのキャラクターは、歩行状態からカメラの撮影動作へと自動的に移行します。仕上げのフェーズではモーションはトリミングしてマッチされ、スムーズに接続された一体のモーションに生成されます。
ループアニメーションの自動拡張:ルートモーションを自動的に拡張し、位置のマッチングを実行します。
マルチアニメーションレイヤー編集:腰でピボットされるムーブメントは、骨盤底部を調整する機能を備えています。最大限の柔軟性を得るために必要なだけレイヤーを追加し、モーションのあらゆる局面を簡素な操作で自在に調整することができます。
ミラーモーション:モーションチェーン中にモーションピボットの方向を換える際に役立ちます。
新しいコントロールリグ:新しい外観とコントロールレンジが追加され、使いやすさが向上しています。
エンドエフェクタ:プロフェッショナルなハンドキーモーションにもノン・リアリスティックなアニメーション作成にも適応します。
インタラクティブモーションのためのリーチターゲット編集:リーチオフセット、オフセットレイヤーキートランジションの作成、およびダミーの作成。
モーション補正:リーチターゲットは過度の伸展を防ぎ、ロックされたエフェクタの持続時間を決定します。これはスリップを防ぐのに役立ちます。
カーブエディタ:カーブエディタはエフェクタコントロールとの共用によって、強力なコンビネーションを発揮します。これは HIK エフェクターをサポートし、足の滑り、不自然な歩き方、動作速度の異常といったアニメーションの修正に役立ちます。
モーションパイプライン:ドラッグ & ドロップ! すべての FBX モーションデータ形式に対応し、モーションデータのプラットフォーム障壁を大幅に取り除き、あらゆる互換性を実現します。
強化されたリアルタイムビジュアル
iClone 8 のリアルタイムレンダリングは、アップデートによって以下のように強化されました:
ボリュームライト:ディレクショナルライト、スポットライト、ポイントライトにボリューム表現を追加しました。光源はシーンを照らすだけでなく、シーンに空気感を与えることもできます。
ライトの強化:光と影の強度乗数によって柔軟性が向上しました。
レンズフレア:映画のような様々な照明効果を素早く適用し、視覚的な印象を高めることができます。
鏡面反射:不透明度やぼかしなどの様々な設定でリアルな鏡面反射をシミュレートします。
モーションブラー:高速で動くオブジェクトに適用されるぼかし効果は、映画やアニメーションなどでよく使われている手法です。ブラーの強さやフレームブレンド効果の調整も可能です。
パフォーマンス & プロダクティビティ
iClone 8 はソフトウェアアーキテクチャが最適化され、多くの新機能によって大規模なプロジェクトへの活用の道が広がります。
- スキンボーン・キャラクターアニメーションの GPU 計算をサポート。
- 非表示中のオブジェクトはバックグラウンド処理されません。
- オブジェクトの分離をサポート – 選択したオブジェクトを編集のために素早く分離します。
プロフェッショナルなアニメーション制作ツールとして長らく知られている一方で、最近の iClone は基本的な機能の要望に対する対応が若干不足していました。本バージョンでは、ユーザーの皆様の包括的な生産性を向上させるため、1 つ 1 つの機能を充実させることに注力しています。追加された機能は以下の通りです:
- バーチャルプロダクションのための柔軟なフレームレート:任意のフレームレートでの書き出し、ビデオ合成やマッチムーブに適した正確なフレーム。
- プロジェクトのマージ:異なるプロジェクト間でのオブジェクトのマージ。これはコラボレーション制作に恩恵をもたらし、既存プロジェクトの活用を促進します。
- コレクションマネージャー:シーンマネージャー内のオブジェクトを自由に分類することができ、ユーザーは特定のグループの表示/非表示を素早く簡単に行うことができます。
- ホットキーマネージャーの追加。
- カメラ用のデバイスマッピングとオブジェクトベースのトランスフォーム(R.T.S.)
NVIDIA Omniverse を使用したリアルタイム / パストレースレンダリング
iClone 8 と Character Creator 4 は NVIDIA Omniverse への接続が可能です。これは RTX GPU ベースのパストレース型レンダリングエンジンで、USD(Universal Scene Description)データアーキテクチャをサポートし、デザインプロジェクトのコラボレーションに有効です。これにより、iC8 と CC4 から直接コマーシャルクオリティのビジュアルを生成することができるようになります。
Omniverse レンダリングの概要はこちらの動画をご覧ください。
iC8 と CC4 を購入された方は Omniverse Connector に無料でアクセスでき、提供される暫定版によって早期体験が可能です。
先行販売のご案内、機能比較、FAQ などは、3D キャラクター作成とアニメーション制作のページでご確認いただけます。さらにご不明な点がございましたら、サポートチームにお問い合わせいただくか、Reallusion フォーラムでのディスカッションにご参加ください。