3D キャラクター &フェイシャルアニメーションコンテスト 2021 は 3 か月以上の応募期間に、計 456 点以上のご投稿をいただきました。今年の参加者が多数ご活躍されており、競争が激しかったです。それで、日本限定賞の入選作者の玉木様を取材させていただき、今回の参加経験を皆様と共有します。さて、一緒に見てみましょう!

Q1:もしよろしければ、簡単な自己紹介をよろしくお願いします。また、今回のコンテストに参加するきっかけはなんでしたか。

オリジナル曲のミュージッククリップを作成したかったので iClone を始めました。コンテストはたまたま web ページで見かけまして、フェイシャルアニメーションコンテストとの事だったので、作成したミュージッククリップとは趣旨が異なってはいるとは思ったのですが応募してみる事にしました。

自己紹介に関しては出来ればぼやかしておきたいもので、詳細はご容赦頂けますでしょうか。iClone のページをやらせては頂いておりますので、自己紹介の代わりに宜しければ下記 URL にてお願い出来たらと思っています。

https://movus.jp/

Q2:具体的の制作フローとおおよその制作日数を教えてください。

キャラクターは DAZ Stuido でセッティングしたものを Character Creator 3 でコンバートしました。楽器のアニメーションは、Perception Neuron 2.0 でとったものを iClone 上で細かな修正と編集をしました。

レンダリングに関しては、キャラクターは iClone の通常レンダリングで行い、背景は Unreal Engine 4 でレンダリングをして、最終的にアフターエフェクトで合成をかけています。

オリジナルの動画は、コンテスト用に作成した動画ではなく総尺が 5 分近くとなっていますので、5 キャラクター分のモーション付けと編集のみで 2 ヶ月程かかっております。

曲や、キャラクターセットアップは別途となるので、全て合わせると 3 か月程はかかりました。

Q3:スムーズなリップシンクアニメーションはどうやって作られますか?

iClone のみでの制作となります。

基本のアニメーション(身体)を作成して、その後に「Live face」で曲の歌に合わせてフェイシャルアニメーションを撮りまして、不自然な箇所のパーツ(例:目の動きや瞬きなど)を再度「Live face」で取り直します。

その後、手動で改めて不自然な動きの修正をします。

リアルタイムでフェイシャルアニメーションを撮ると、どうしても曲のタイミンとの遅延が生じてしまいますので、タイミングのズレを補正します。

更に自然に見せる為に舌の動きを手動で、タイムラインを見ながら入力していきます。

最終的にアニメーション全体の確認で工程終了としています。

Q4:Reallusion 製品を使う前と後でどんな変化がありましたか?

3DCG の場合は、どうしてもレンダリングに時間がかかってしまうのですが、iClone の通常レンダリングでもキャラクターの肌の質感などがかなり向上したので、IRAY レンダリングに頼らずとも動画の制作時間が短縮出来ました。

特にレンダリング時間がかなり早く上げる事が出来ますので、後からやり直しをしたい箇所が出ても、それ程苦にはならなくなりました。

Q5:玉木様の経験から見ると Reallusion 製品の利点とは何ですか。

ツールの直感的な扱いやすいさと価格面かと思います。また、DAZ Studio のキャラクターやアイテムを使用出来るのも助かります。

Q6:この先は我々が楽しみできる創作などの計画とかあればぜひ教えてください。

1 曲あたり 2 ヶ月~3 か月程制作にかかってしまうかと思いますが、バーチャルバンドとして今後もオリジナル曲を続けて公開していくつもりでいますので、ご視聴してもらえると嬉しいです。

玉木様の作品をもっと見たい
ブログ:https://movus.jp/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCAYoxhhnZOII9D9VvRFoOAQ


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